こんにちは!
宮城県大崎市の鳴子温泉峡のジェラート店「鳴子農園」の山口です。
今日は、私たちが毎日お届けしている「ジェラート」が、どんな歴史をもち、どんな文化の中で育まれてきたのかをご紹介します
■ ジェラートってどこから来たの?
実は、ジェラートのルーツはとっても古く、なんと古代ローマ時代までさかのぼります。
当時の人々は、アルプスの雪や氷を保存して、果物のジュースや蜂蜜をかけて楽しんでいたそうです。
これが「冷たいデザート」の原型!
その後、アラブ文化の影響で“シャーベット”の技術が発展し、イタリア・シチリア島を中心に広まっていきます。
そして、16世紀のルネサンス期、イタリア・フィレンツェで近代的なジェラートが誕生したと言われています。
■ フィレンツェの天才職人が生んだジェラート革命
ジェラートを今の形に近づけたのが、ベルナルド・ブオンタレンティというフィレンツェの芸術家兼建築家。
彼は、メディチ家(当時の超お金持ち一族)のパーティで、牛乳・卵・砂糖を使った冷たいクリーム状のデザートを披露し、大絶賛されたそうです。
これが「ミルク系ジェラート」の始まりとも言われ、イタリア中にその名が知れ渡りました。
■ イタリアでは“毎日のご褒美”
イタリアでは、ジェラートは特別なものではなく、日常のおやつ。
小さな村でも必ずといっていいほどジェラテリア(ジェラート屋さん)があり、子どもからお年寄りまで、みんなが夕方に立ち寄る風景が当たり前です。
観光地では、「ジェラート片手に街を歩く」がもはやお約束!
カラフルなジェラートはインスタ映えも抜群で、今や世界中から愛されるイタリア文化の象徴の一つになっています。
■ 日本でも進化中のジェラート文化
日本でも最近、地元の果物や素材を生かした“ご当地ジェラートが増えてきました。
当店でも、地元の鳴子上原(うわはら)牛乳と地域の農家さんの果物やミルクをふんだんに使い、皆様にお届けしています。
■ まとめ:ジェラートは、文化と人をつなぐ“甘くて冷たい魔法”
ジェラートは、ただのスイーツではなく、
歴史や文化、人の暮らしとともに歩んできた特別な存在です。
これからも、そんなジェラートの魅力を一口ごとに感じていただけたら嬉しいです
それでは、今日も冷たい幸せをご用意してお待ちしております♪